住宅の価格はどんどん高騰しているのは、なぜですか?
材料費の高騰と高性能な家が増えたからだよ~
近年は低金利時代で、税制的には住宅が建てやすい時代となりました。
しかし、その背景とは裏腹に建築費はずっと右肩上がりとなっています。
15年前と比べても、今は1.2倍の価格となっています。
でわ、なぜそんな状況が起こっているのでしょうか?
また、それが適正価格なのでしょうか?
今回は、そんな事を解説していきたいと思います。
この記事の内容を知る事で、住宅に関する価格の内情を知って、無駄に高い価格で住宅を買わないようにできます。
最後までお付き合いをお願いします。
皆さん、こんにちわ!
凡人サラリーマンのパンです☆
僕は大学卒業してから10年以上建築に携わってきました。
そして、そんな僕が2021年に念願のマイホームを建てました。
ただ、マイホームを建てて感じたことが、建築を知らない人が理想の家を建てる事は無理だなぁ~って事でした。
そこで、僕の経験や知識を共有することし、住み始めてから失敗しないコツを配信していきます。
そして、それが皆さんの理想の家を手に入れるお手伝いに繋がると思いますので、<注文住宅で失敗ないコツ>として発信していきます。
これから、注文住宅で家つくりをする方には参考になると思いますので、チェックしてみてください。
建築工事費の指数は右肩上がり
国土交通省の資料で確認すると建築工事費は右肩上がりで上昇をしています。
消費者物価指数との比較で見ても、建築工事費の上昇率は異常に見えます。
建築費は年々価格が上がっています
グラフを見てもらえれば、分かると思いますが、建築工事費はどんどん右肩上がりになっています。
また、これから先も更に価格は上がっていくと思われます。
ここ10年の上昇率は急激
特にここ10年の上昇率は、消費者物価指数と比較しても急激となっています。
注意しておきたいのが、建築工事費はどんどん上がっていくが、建物を売る時の価格の減少率は変わりません。
建物だけはどんどん価値が下がっていくので、長い目で考えて家の資産価値も把握しておくといいと思います。
地価の推移も右肩上がり
図でみると平成元年に急上昇しているので、分かりにくいですが、近年は右肩上がりとなっています。
平成元年に急上昇している
こちらの図で見ると平成元年に急上昇しているのが目立ちます。
これはバブル景気の影響となります。
この時は約3倍にも価格が上昇しているので、すごい事ですよね。
近年は微妙に右肩上がり
図で見ると近年は微妙に右肩上がりに見えます。
ただ、数値で見ると建築工事費と同じような数字となっています。
そのため、ここ最近は土地の価格も高くなっており、さらに建築工事費も高くなっているので、ダブルパンチの状態です。
新築着工戸数の木造住宅の割合
次に、住宅の構造で考えたいと思います。
ちなみに、構造では木造が安価になりやすく、その他の構造のが高価になる傾向があります。
新築の約6割が木造
新築で建てられている住宅の約6割が木造となっています。
そのため、建築工事費の上昇原因は構造に関係ないと言えます。
平成21年に木造の割合が増加している
平成21年に新築の着工数が激減をしています。
ただ、木造の着工数は微減となっているため、木造の割合が増えています。
この時の要因は、いろいろと調べましたが、よくわかりませんでした。
もし、わかる人がいれば教えてください。
まとめ【住宅に対する価格】
いろいろと図を見て解説させて頂きましたが、建築工事費は右肩上がりに上昇をしています。
また、地価に関しても同じ事が言えます。
ただ、木造の割合が約6割となっているため、構造の変化で価格が上がっている事は言えません。
むしろ、近年は木造の割合が増えているため、建築工事費は安くなるはずなのに、高くなっています。
そういった状況から、住宅に関する価格の上昇の原因は、高性能な家の増加と各部材の高騰になると言えます。
ちなみに、僕は建築業界にいますが、所得が増えたという人は少ないです。
そのため、建築業界の人が潤っている状況ではないです。
これから、家を建てる人はこれらの事を知っておくだけで、どこにお金がかかっているのが、分かるようになりますので、どこで価格を抑える事が出来るのかわかるようになると思います。
ぜひ、価格面でも理想の家を手に入れるように頑張ってください。
僕も全力で協力します。
今回は以上となります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
また、何か解説してほしい事があれば、コメントをもらえると嬉しいです。
それでは、ありがとうございましたっ!!
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