これから家つくりをしていく中で、皆さんは家つくりの経験は何回目でしょうか?
きっと、初めてという方が多いと思います。
初心者がいきなり、スポーツでプロに勝てないように、その状態で理想の家を建てるのは、かなりの無理ゲーだと思います。
ただ、スポーツと違って、家つくりは理想の家というのはイメージであって、それを周りのプロたちが形にしていくため、ある程度の物が出来上がってきます。
しかし、その周りのプロたちは、僕らのイメージを形にするのが仕事で、実際に住み始めてからの問題まで考えてくれる場合が少ないのが、現実です。
その結果、住み始めてから住宅に対する不満が出てきて、結果、理想の家ではなかったという結論にたどり着きます。
そういった失敗をしないために、世の中の住宅に対する不満を勉強しつつ、自分たちの設計プランに盛り込んでもらって、理想の家を手に入れようと思い、解説させて頂きます。
最後までお付き合いをお願いします。
皆さん、こんにちわ!
凡人サラリーマンのパンです☆
僕は大学卒業してから10年以上建築に携わってきました。
そして、そんな僕が2021年に念願のマイホームを建てました。
ただ、マイホームを建てて感じたことが、建築を知らない人が理想の家を建てる事は無理だなぁ~って事でした。
そこで、僕の経験や知識を共有することで、住み始めてから失敗しないコツを配信していきます。
そして、それが皆さんの理想の家を手に入れるお手伝いに繋がると思いますので、<注文住宅で失敗ないコツ>として発信していきます。
これから、注文住宅で家つくりをする方には参考になると思いますので、チェックしてみてください。
住宅に対する不満と現状
日本全国の住宅に対する不満と改善に対する意識調査を国土交通省の方で紹介されていました。
このデーターを元に現在の住宅に対する不満等を考えていきたいと思います。
全体の21.5%が不満を感じている
その資料によると、世の中の人たちは現在住んでいる家に対して、21.5%が不満を感じています。
5人に1人の割合ってすごい確率ですよね…
でわ、何に不満を感じているかは、次の章で解説しますので、よろしくお願いします。
全体の19.7%が住み替えの意向がある
また、全体の19.7%が、今住んでいる家を手放して住み替えを考えているそうです。
こちらも、5人に1人の割合なので、すごい確率になります。
新築の住宅なら、数千万もしたのに、住み替えってすごい判断だと思います。
若い世代だと40%ぐらい住み替えを検討している
こちらは、煽るような書き方をしてしまいました。
申し訳ありません。
データー上は『独身35歳未満』と『親と子(長子5歳以下)』となっているので、結婚するタイミングや子供が生まれたから引越しをするタイミング等の割合がかなり含まれていて、40%ぐらいの数字となっていると考えられます。
そのため、単純に家に対して不満を感じて、住み替えを検討しているとは言えないと思います。
住宅に対する不満とは…
それでは、住宅に対する不満とは、何でしょうか?
実際に中身を知って、自分の家つくりが失敗しないように参考にしてください。
また、今回は国土交通省に掲載しているデーターを使用して解説していきます。
一番の不満はバリアフリー
一番の不満はバリアフリーとなり、約50%なので、2人に1人が不満を感じています。
ただ、最近の新築住宅に関しては、結構バリアフリーという点では、改善されてきている印象があります。
しかし、家に関しては高齢になっても住み続けたいと考えると思います。
高齢になっても、住みやすい設計にする事はとても大切だと思います。
安全性や遮音性に対する不満
次に多い不満が地震や台風に対する不満です。
日本は地震大国で、さらに台風の通り道となっています。
そういった点で安全性に対する不満を感じる機会も多いと思います。
それぞれのメーカーでいろんな対策をしていますので、こちらもメーカーに確認し、もし被害があった場合の対応も確認しておくと失敗と感じる事は少なくなると思います。
そして、遮音性に対する不満も40%ぐらいあり、かなり高いと思います。
ぜひ、遮音性に対しても、確認する事をおすすめします。
収納や間取りに関しても不満はある
収納や間取りに関しても20~30%ぐらい不満を感じているそうです。
収納や間取りに関しては、人それぞれの生活スタイルに合わせて設計するのが大切ですが、その生活スタイルも子供が小さい時や子供が離れて夫婦2人の生活になった時で変わってくると思います。
長い目で変化出来る家というのが、失敗しないコツだと思いますので、たくさん悩んで、たくさん相談して考えてみてください。
また、いろんなブログ記事や僕も解説しているので、参考になると思います。
ぜひチェックしてもらえればと思います。
住宅環境に対する不満とは…
次に住宅に対する不満ではなく、住宅環境に対する不満について解説していきます。
住宅環境は自分の家の周辺がどのように整備されているかの話です。
こちらも、国土交通省のデーターを使用して解説してきます。
一番の不満は火災に対する延焼
住宅環境でみんなが心配する事は、火災による延焼でした。
そのため、周辺の家が近かったり、隣に飲食店等がある場合はリスクとして考えておいて方がよさそうです。
対策としては、隣の建物から距離をあけたりすると対策として、効果があります。
ただ、土地が有効的に使えない分、なかなか難しい判断になると思います。
安全性や子育てサービスの不満
安全性に関しては、道路の関係です。
家の目の前に交通量の多い道路があると安全的に心配となります。
そういった安全性も住み始めてから気が付く人が多いです。
また、子育てサービスについても不満を感じている人が多いです。
子育てはとても大変です。
周辺に助けてくれる子育てサービス関係の施設があるかどうかは確認した方がいいと思います。
周辺の施設関係の不満
生活をしていく上で、スーパー等で食材を買ったりすると思います。
また、日用品を買う事や、子供たちが遊ぶ公園等もあると便利です。
そういった生活をイメージして、土地を選択できると住み始めてから後悔する事はなくなると思います。
ただ、全てをそろえるのは、至難の業となるため、必要な施設に優先順位をつけて、諦められる物を考えるといいと思います。
まとめ【住宅に対する不満】
住宅に対する不満のまとめをしますと、その内容は住宅自体に対するものと住宅周辺の環境に対するもので分けられます。
住宅自体に対する不満は、バリアフリーや安全性、遮音性、そして収納や間取りに対して不満を受ける人がかなりの割合で多かったです。
住宅環境に対する不満は、火災に対する延焼、安全性や子育てサービス、周辺の施設関係に対する不満です。
これらの事から考えられるのは、小さい子供がいる家庭と高齢者になって、自分で思うような動きが出来なくなった場合の不満が多いと思います。
何か自分の思い通りに出来ない状況となったときに、住宅や住宅環境に対して助けれもらえるような状況が欲しいと思うって事になります。
そのため、そういった事を把握して、家つくりや家探しをする事をオススメします。
最後にどうしても家を買ったり、建てたりする人は、まだ元気な人が多いと思います。
そのため、不動産屋さんや工務店さんたちは、見た目がいい物等を進めてきます。
ぜひ、それらだけに惹かれて判断せずに、将来の長い目で考えてみてください。
今回は以上となります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
また、何か解説してほしい事があれば、コメントをもらえると嬉しいです。
それでは、ありがとうございましたっ!!
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